家庭用カラオケマイク カラオケ一番 YK-3005 の分解
注意:この記事の内容を鵜呑みにし、事故や損失を招いた場合でも当方は一切の責任は負いかねます。自己責任でお願いします。
電子機器分解シリーズです。
本機はマイク型の家庭用カラオケマシンです。
マイクの柄の部分に装置を詰め込んでいます。
追加のチップ(物理ROMやフラッシュメモリ)を取り付けることで、曲の追加ができます。
オンステージ系のカラオケマイクには、独立した専用の音源LSIが用意されている場合が多いですが、このカラオケマイクには音源LSIとDSPが複合されたSoCが使われています。
ICの生産年は2011~2012年代が多いです。
メインコントローラはadcのSoC GMX-1000 (AE32000C + DSP )が入っていまし。
「adc GMX1000」 adc GMX-1000 AE32000C Core + DSP SoC
CPUやDSPのほかにグラフィックエンジンやCRTコントローラ、サウンドシンセサイザ、IDEコントローラなどが内蔵されているSoCです。
サウンドシンセサイザ部はDSPとは独立しています。44.1kHzの64ポリらしいです。
イコライザやリバーブ機能もあります。
MPU-401の入力?も受け付けているらしいです。
複合チップなので音源部だけ利用するのは難しそうです。
adcチップの上の方に4つのデバッグ用端子があります。
画像左側(拡張スロット側)から、RX、GND、TX、VDDとなっています。
通信方式はボーレト115200の非同期シリアルです。
ブート時のログやMIDI関係のログなどが出力されます。
「ST M29W640FB 70N6 H」 ST M29W640FB70N6 8M*8bit / 4M*16bit 64Mbit フラッシュメモリ
サウンドフォント用のフラッシュメモリです。
「DRV601 TI」 TI DRV601 DirectPath オーディオ用ステレオラインドライバ
「AC3104I TI」 TI TLV320AIC3104 ステレオオーディオコーディック
ADCとDACが内蔵されています。
「hynix H57V2562GTR-75C」 Hynix H57V2562GTR-75C 8M*8bit*4bank 256Mbit SDRAM
「SAMSUNG 119 K9F1208U0C PCB0」 SAMSUNG K9F1208U0C 64M*8bit 512Mbit NANDフラッシュメモリ
DSPのプログラムと内蔵楽曲データが格納されています。
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